管理栄養士必見!土日休みを実現するための職場選びと注意点

管理栄養士 土日休み

管理栄養士としてバリバリ働きつつも、土日は家族や友人との時間を大切にしたり、ゆっくりと休息をとったりしたいと考える方も多いでしょう。

そこで、今回は管理栄養士の休暇事情や土日休みを希望する管理栄養士におすすめの職場、土日休みを重視した職場探しで注意すべきことを解説していきます。
平日休みの職場から土日休みの職場への転職を検討している管理栄養士の方は、ぜひ参考にしてみてください。

管理栄養士は土日休みがとりにくい!?

土日休み

管理栄養士の土日休みのとりやすさは、職場の勤務形態が固定制かシフト制かで大きく変わります。
固定制で働く場合とシフト制で働く場合で、休暇事情にどのような違いがあるか確認しておきましょう。

固定制の職場で働く場合

固定制の職場では、就業規則によって就業日時が固定されていて、毎週同じ曜日・時間帯に出退勤します。
法定労働時間は、1日8時間以内・1週間40時間以内と決められており、これを超えて働く場合には時間外労働として、1.25倍の割り増し賃金が支払われます。

管理栄養士の主な勤務先の中で固定制を採用しているのは、幼稚園・学校などの教育機関や行政機関、変則勤務のない一般企業などです。
これらの職場では、多くが土日祝日休みとなっているため、家族や友人たちとの予定も合わせやすいでしょう。

ただし、時期や業務内容によっては土日に出勤するケースもあります。

シフト制の職場で働く場合

シフト制の職場では、早番・遅番の2交代制、もしくは朝・昼・晩の3交代制などのように、あらかじめ用意された複数の勤務パターンから、自分の都合に合わせてどのシフトに入るのか選択することが一般的です。
シフト制には、勤務パターンが一定期間ごとに入れ替わる完全シフト制と、勤務パターンの入れ替えがない固定シフト制があります。

管理栄養士の主な勤務先の中でシフト制を採用しているのは、医療機関や介護福祉施設、美容クリニック、スポーツ関連施設、美容関連施設などです。
医療機関や介護福祉施設の場合、入院患者や利用者に対して365日食事を提供しなければならないことから、休みは土日よりも平日の方が多くなる可能性が高いです。

また、食事指導を中心業務とする美容クリニック、スポーツジム、エステサロンなどでも、土日祝日問わず営業している職場が少なくないため、やはり平日に休みを取ることが多い傾向にあります。
しかし、全国規模のクリニックやジム、サロンなどでは、土日に定休日が設けられているケースもあり、職場によっても土日休みの取りやすさが異なります。

土日休みを希望する管理栄養士におすすめの職場

上記で説明した通り、管理栄養士の休日は勤務形態や職場によって異なります。

病院や介護施設などのようにシフト制勤務が基本の職場では、土日に勤務して平日に休むパターンが多いため、土日休みを希望する場合は教育機関や行政機関、一般企業などの固定制勤務の職場を選ぶと良いでしょう。
また、土日休みを導入している大手サロンやスポーツジムなどもおすすめです。

教育機関

教育機関

教育機関である幼稚園や学校では、生徒の通園・通学スケジュールに合わせて勤務するため、土日休みに加えて夏休み・冬休みなどの長期休暇も取得できます。
ただし、休暇が多いことによって管理栄養士としての年収は、他の職場よりも低めです。
また、土曜日に給食付の参観を行うなど、学校によっては年に数回程度、土曜日出勤が求められる場合もあります。

幼稚園や学校と同じく子供に給食を提供する職場でも、保育園の場合は教育機関ではなく社会福祉施設に分類されます。
そのため、土曜日も給食の提供を行っていることが多く、さらに休日保育を実施している保育園では土日出勤を求められることもあるので注意しましょう。

行政機関

保健所や保健センターなどの行政機関で働く管理栄養士も、土日休みが基本です。
主な業務内容は、地域住民の健康をサポートするための栄養指導や栄養相談、食生活や健康に関するイベントの開催、訪問栄養指導、健康・栄養調査、食堂やレストラン、給食施設などの衛生環境の監視・指導などです。

行事やイベント開催時には休日出勤を設定している機関もあるため、あらかじめチェックしておきましょう。

一般企業

完全土日週休2日制を導入している一般企業に就職すれば、毎週必ず土日休むことができます。
管理栄養士が一般企業で働く場合の就職先には、食品メーカーや化粧品メーカー、委託給食会社などがあります。

食品メーカーや化粧品メーカーでは、商品開発や衛生管理、マーケティングなどを主な業務内容とします。

委託給食会社の場合は、学校や介護施設などの契約先に派遣され、献立作成や栄養・衛生管理などを行います。
学校に配属された場合は、土日休みと長期休暇があるため、年間休日数が多くなります。

大手のスポーツジムやエステサロン

エステサロン

土日休みは確保したいけれど、給与水準は落としたくないという方には、土日休みを取れるように配慮しているスポーツジムやエステサロンもおすすめです。

Point

スポーツジムやエステサロンで働く管理栄養士は、利用者の健康や美をサポートするために食事のアドバイスやカウンセリング、メニュー・料金説明などが主な業務内容となります。
接客業であることから、土日休みが取りづらいと思われがちですが、最近では子育て世代の女性の活躍をサポートするために、土日祝日の休みを取りやすくしている職場も増えてきています。

まずは求人をチェックして、近くに土日休みを導入しているジムやサロンがないか探してみましょう。

管理栄養士が土日休みの職場を探す際はその他の条件も確認しよう

管理栄養士が土日休みの職場を探す際は、休日以外の条件もしっかりと確認しておく必要があります。

例えば、労働時間や残業の有無についてです。
労働基準法では、労働時間を1日8時間以内・1週間40時間以内と定めているため、まずは求人票に記載されている勤務時間がこれを超えていないことが大前提です。

ただし、繁忙期と閑散期の差が激しい業種では、一定の期間を平均して1週間の労働時間が40時間を超えない範囲での時間外労働も認められています。

時間外労働の可能性がある場合、求人票には「1日1時間以上、月平均20時間程度」などと記載されているので、土日休みでも残業が多い職場は避けたい方は気を付けましょう。

併せて、有給休暇についてもチェックしてみてください。
労働基準法では、雇用日から起算して6ヶ月間継続勤務し、所定労働日数の8割以上出勤した社員には、以降から最低でも1年間に10以上の有休を取得する権利を与えることと定めています。

求人票に有給休暇を記載することは義務ではありませんが、有給の取得率が多い職場ほどきちんと記載されているものです。
有給休暇日数が記載されておらず不安な場合は、企業に問い合わせるなどして確認してみましょう。

今回は、管理栄養士の休暇事情や土日休みの職場で働く方法について解説しました。

家族や友人とのスケジュールを合わせるために土日休みを取れる職場で働きたいという方には、固定営勤務を採用している教育機関や行政機関、一般企業の他、土日休みがとりやすいように配慮しているスポーツ関連施設や美容関連施設もおすすめです。

ただし、土日休みの職場探しを行う際、休日ばかりに気を取られてその他の条件に見落としがあると、実際に働き始めてから「こんなはずではなかった」ということになり兼ねません。
求人票をチェックする際は、休日だけでなく時間外労働の有無や有給休暇などの条件もしっかりとチェックしてください。

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