管理栄養士の資格を持っている方、またはこれから資格を取る予定の方で就職先を迷っているという方はいませんか?
実際、管理栄養士は需要が高く、就職先には多くの選択肢があります。
職場選びで失敗しないためには、自分に合った職場選びが重要です。
そこで今回は、管理栄養士が就職する際に、後悔しない職場選びのポイントをご紹介していきます。
既に管理栄養士として働いてはいるものの、今の職場に不満があって転職を考えている方もぜひ参考にしてください。
管理栄養士の就職先を探す方法、就職先で多いのは?
まずは、管理栄養士として就職先を探す方法と、実際に就職先として多い職場をご紹介します。
将来設計をしっかりと立て、自分に合った職場を選びましょう。
就職先の探し方
ここでは、具体的な就職先の探し方を3つ紹介します。
1.管理栄養士・栄養士養成施設の就職窓口を活用
管理栄養士・栄養士養成施設の就職窓口では、企業や研究所からの求人、募集内容をチェックすることができます。
求人には卒業生を多く採用している企業もあるため、説明会に参加することで先輩から勤務している会社の仕事内容や雰囲気などについて、詳しく聞くことができます。
説明会やOB訪問には積極的に参加しましょう。
また、就職活動をサポートする専門の職員がいて、就職相談や就職指導を受けることもできます。
2.都道府県栄養士会のホームページで探す
都道府県栄養士会のホームページで、管理栄養士の求人を閲覧することができます。
自分が住んでいる都道府県や、希望の勤務地のホームページを確認してみましょう。
3.求人情報サイトをチェック
求人情報サイトにも多くの管理栄養士の求人があります。
より広い範囲の求人が表示されるため、迷ってしまう場合は求人サイトに登録して検索条件を保存することで希望の就職先を絞ることが可能です。
管理栄養士の就職先ランキング
全国栄養士養成施設協会の調査によると、令和3年の管理栄養士養成施設の卒業生が最も多く就職したのは病院で33.6%でした。
2位は企業で26.0%、3位が給食会社等12.5%、次いで介護保険施設、児童福祉施設、社会福祉施設の順になっています。
自分に合った職場探しのコツ
管理栄養士の就職先は、ランキングで紹介した職場以外にもたくさんあります。
数ある就職先の中から、自分に合った職場を見つけるためには何を重要視するのか明確にしましょう。
例えば、ライフプランを重要視したい場合、家庭との両立がしやすい職場を探すと良いでしょう。
産休・育休などの福利厚生が充実しているところがおすすめです。
キャリアを重要視する場合は、10年後、20年後にどのような管理栄養士になっていたいか具体的にイメージすることが大切です。
将来のイメージに近づくために必要なスキルや専門知識を身に付けられる職場を探します。
また、規模や給与に重点をおいている方も多いでしょう。
働く上で給与の高さや、福利厚生がしっかりしていることは重要なことです。
しかし、目先の条件ばかりにこだわりすぎると、選択肢を狭めてしまう恐れがあります。
規模は小さくても雰囲気が良く、しっかりと職員同士のコミュニケーションがとれていてやりがいのある職場もたくさんあります。
管理栄養士の資格は生涯にわたって活かせるので、将来を見据えて働きやすさも考慮し、長く働ける職場を選びましょう。
美容業界への就職も検討の価値あり!おすすめの理由
管理栄養士の就職先で最も多いのは病院ですが、他にも様々な就職先があります。
中でも近年、美容業界で管理栄養士の需要が高まっています。
ここからは美容業界で活躍する管理栄養士の主な職場をご紹介していきます。
美容業界で管理栄養士が求められる理由
美容のためには外側からのケアだけではなく、内側からのケアも大切です。
なぜなら、身体や肌の状態は摂取した食べ物が大きく関わっているからです。
食生活が乱れると、美容に様々な悪影響をもたらすため、美を追求するためにはプロによる食事のサポートが必要不可欠です。
そこで、正しい食事指導ができる専門的な知識をもった管理栄養士が重宝されるのです。
主な美容業界での就職先
美容クリニック
管理栄養士を採用している美容クリニックは、規模が比較的大きく福利厚生が充実していることが多いです。
カウンセリングスタッフとして、お客様へメニューを提案し、料金の説明などを行うのが主な仕事です。
一人ひとりの肌の悩みに合わせて、適切なアドバイスをしたり、不足している栄養が含まれた食材を使ったおすすめのレシピを紹介したりします。
また、ダイエット中の方には適切な栄養指導が必要です。
医療機器を扱う施術は、医師免許がなければできませんが、施術の補助を任せられる場合もあります。
エステサロン
美容クリニックと同じく、お客様へのメニューの提案、料金説明などが主な仕事です。
ただし、美容クリニックと違って医療行為は行わないため、エステティシャンとしての施術も仕事の一環です。
特に痩身をメインにしたサロンでは、痩せやすい食生活をサポートすることが重要なことから、管理栄養士は重宝されます。
勤務形態はシフト制が一般的ですが、大手のエステサロンでは完全週休二日制を取り入れているところもあり、プライベートとの両立も可能です。
化粧品メーカー
化粧品メーカーでの主な仕事は、商品の企画・開発、成分設計に加えて、市場調査も大切な仕事の一つです。
管理栄養士の知識を活かして、健康や美容に有効な成分を研究し、新商品を企画します。
メーカーによっては、化粧品売り場でお客様に直接カウンセリングを行い、適切な商品の提案や販売も行います。
最近は、SNSの普及によりメイク動画やスキンケア動画を上げているインフルエンサーが多いことから、自分が開発に携わった商品が紹介されれば、たちまちヒット商品になることも考えられます。
フィットネスクラブ・トレーニングジム
健康的な食事に関する専門知識を活かし、フィットネスクラブやトレーニングジムで活躍している管理栄養士もいます。
仕事内容は、トレーナーとして利用者の目的に合わせた栄養指導や食事メニューの提案をすることです。
栄養セミナーを開催するなど、集客のための企画力も求められます。
美容業界における管理栄養士の給与
美容業界で働く管理栄養士の平均年収は、職場によっても大きく異なりますが、
上記で紹介した3つの職場で、正社員として働く場合の参考値をご紹介します。
美容クリニックの年収は約340〜420万円、美容サロンですと約300〜380万円、化粧品メーカーでは約290〜360万円です。
この中では、美容クリニックが比較的年収が高い傾向にあります。
しかし、エステサロンでも他の美容関連の資格を取得したり、化粧品メーカーでヒット商品の開発に貢献したりすれば年収がアップする可能性もあります。
Point
まとめ
今回は管理栄養士の就職先についてご紹介しました。
管理栄養士は社会的に需要が高く、活躍できる場は多岐にわたります。
選択肢が多くあるからこそ、どこに就職しようか迷う方もいるでしょう。
就職先や転職先に悩んでいる場合は、管理栄養士の知識を活かして美容業界への就職も検討してみてはいかがでしょうか?
エステプロラボでも管理栄養士の資格を持った方を募集していて、新卒の方も管理栄養士としてのお仕事が未経験の方も歓迎しています。
女性が働きやすい職場環境で、お客様の美をサポートしてみませんか。