管理栄養士の試験合格率は60%で、そのうち管理栄養士課程を卒業した新卒の合格率は90%近くと言われています。
試験に合格した新卒管理栄養士の働く口と言えば、給食施設や医療現場、自治体の保健所・保健センター、食品会社や国・大学などの研究機関が定番です。
しかし、最近では美容業界に参入する管理栄養士も増えています。
今回は美容業界で働く管理栄養士の役割や新卒でも就職は可能なのか、解説していきます。
美容業界に興味があり、自分の知識やスキルを活かして働きたい方は、最後までチェックしてみてください。
美容業界で活躍する管理栄養士の役割や仕事内容とは
管理栄養士が活躍できるフィールドは広がっており、今では美容業界も就職先の候補に選ばれています。
業界内では、管理栄養士を持つ人材を募集する求人を出す企業や法人が増えました。
そもそも美容業界の場合、管理栄養士はどのような仕事が可能なのでしょうか?
まずは美容業界における管理栄養士の役割や主な仕事内容をご紹介します。
栄養や食の観点から美と健康をサポート
美容業界での管理栄養士の役目は、栄養と食事の観点からお客様の美容や健康をサポートすることです。
美容の向上や維持は運動やエステの施術だけではなく、食事を通じて内側からアプローチすることも欠かせません。
管理栄養士は栄養素や食事に関する専門知識を持ったプロフェッショナルなので、お客様の食事に関する悩みの解決できるようになります。
食生活が良くなることで運動動や施術の効率やダイエットの成功率が高まるので、顧客満足度のアップにもつながり、店舗や企業もその恩恵を受けられます。
内面美容を重視するサロンや企業にとって、管理栄養士は魅力的な人材です。
主な仕事内容
実際にどのような仕事をするのかは就職先ごとによって異なりますが、専門的な業務であればカウンセリングスタッフが挙げられます。
お客様の食事に関する悩みや普段の食生活を聞き、それぞれに適した食事法のアドバイスを行う仕事です。
施術内容や料金の説明、受付業務、取り扱っている商品の説明など、事務的な業務も行います。
施術を行うエステサロンでは、他のスタッフと同じく施術の補助を任されることもあるでしょう。
就職先でエステティシャンとしての研修や資格取得などをすれば、施術者として活躍することも可能です。
美容食品や化粧品を作る会社や部門であれば、自分の知識を活かして商品の企画提案や商品開発・研究といった仕事に関われるでしょう。
美容業界で働くやりがいとは
管理栄養士が美容業界で働くことで感じるやりがいは、“美しくなりたい”と思っているお客様の夢や願いを叶えられることです。
例えばカウンセリングスタッフなどお客様と対面する機会が多い職の場合、身近でお客様の変化を感じることができます。
自分のアドバイスを通じてお客様がどんどん美しく姿を見るたびに、役に立てたと実感できるでしょう。
企画職や研究開発職の場合は、なかなか顧客と会う機会がありません。
しかし、企業に届くお問い合わせや口コミ評判、売上などを通じて、自分が関わった商品が多くの人に愛用されていることが分かれば、自分の知識や技術が人々の喜びにつながっていることを実感できるでしょう。
もっと多くの人を喜ばせるために、より一層商品の開発や研究に力を入れたくなるはずです。
Point
人を喜ばせるだけではなく、自分の美容や健康維持にも役立てられることも美容業界で働くメリットです。
新卒の管理栄養士も美容業界で働けるのか
美容業界は専門性が高く、経験のない新卒管理栄養士は就職が難しいのではないかと、不安に思う方も多いでしょう。
新卒の管理栄養士向けに求人はあるのかをご紹介します。
新卒管理栄養士向けの求人は多数ある
結論から言うと、新卒の管理栄養士でも応募できる美容業界の求人はたくさんあります。
求人の募集先は美容・ダイエットクリニックやエステサロン、パーソナルジムが中心です。
業界未経験でも応募できる求人もあるので、新卒者も安心して美容業界に参入できます。
管理栄養士は国家資格となるので、企業によっては資格手当が出ることも多いです。
資格手当が付けば、その分貰える給与は多くなるメリットがあります。
未経験なら美容関連の資格を取得するのもおすすめ
未経験から働くことが可能な美容業界ですが、専門的な知識を持っている人の方が魅力的に感じる採用担当者は多いです。
採用の確立を高めたいのであれば、美容関連の資格を取得してある程度知識を得ておくのも良いでしょう。
美容業界にも国家資格がないとできない仕事もありますが、民間資格も多いので、独学や講座へ参加して資格を取得することは可能です。
美容系の資格にはビューティーフードアドバイザー、ビューティーフードプロフェッショナル、スキンケアアドバイザー、健康食品管理士、健康運動実践指導者など色々あるので、自分が興味のある資格を探してみてください。
新卒の管理栄養士が美容業界で活躍するなら
プロラボソリューションでは、美容の仕事に興味がある新卒の管理栄養士を求人しています。
ここで主な仕事内容や入社後のイメージをご紹介しましょう。
カウンセリングサロンスタッフやインストラクターとして活躍
プロラボソリューションは東京を中心に、大阪、京都、名古屋、福岡、北海道と全国各地に会員制インナービューティサロン「エステプロラボ」を展開しています。
そこのサロンスタッフとして働くことが可能です。
主な仕事内容はお客様のカウンセリングで、内面美に特化した弊社の商品の紹介や試飲、販売、最新の酵素栄養学の情報提供、ファスティングの指導などの業務を行ってもらいます。
また、サロンスタッフの経験を積んだ後は、ブランドを広めていくためのインストラクターにキャリアアップすることも可能です。
インストラクターは日本全国の主要都市で開催される認定サロン講演会にて、講師として講演を行っています。
他にも全国の取引サロンに伺い、弊社商品の知識をレクチャーして販売促進のサポートも行います。
出張が多く忙しい仕事ではありますが、大勢の人と仕事をする部署となるので刺激を受けやすく、サロンスタッフとは違ったやりがいを感じられるでしょう。
入社後のイメージ
入社後は最新の酵素栄養学の知識やファスティングなど内面美に関する正しい知識を研修で学ぶことになります。
その後は、サロンの簡単なご案内などの事務的な業務から任せられます。
同じ管理栄養士や各種資格を持つ先輩スタッフが業務をサポートするので、分からないことがあればどんどん質問し、知識を吸収していきましょう。
仕事に慣れてきたら、お客様のカウンセリングを担当することになります。
Point
仕事の中で身に付いた知識は、自分の美と健康作りにも役立てることが可能です。
まとめ
今回は新卒の管理栄養士でも美容業界で働けるのかどうかご紹介しました。
管理栄養士が持つ知識は美容業界でも求められており、業界内では求人が多く出回っています。
美容業界では新卒の管理栄養士向けの求人もあるので、未経験の方も問題なく働けるでしょう。
プロラボソリューションでも、管理栄養士の資格を持つ方を積極的に採用しています。
自分の持つ知識を活かして人々の内面美を支えたい方は、応募を検討してみてください。