美容の新常識「アウターケア+管理栄養士のカウンセリング」に注目

管理栄養士 アウターケア カウンセリング

管理栄養士と聞くと給食施設や介護施設、学校などで働くイメージを持っている方もいるはずです。
様々な場所での活躍が期待できる資格ですが、美容業界でのニーズも高まっています。

肌の美しさ、理想的なプロポーションを目指すためには、体の外側・内側からのケアが重要です。
管理栄養士は、そのお手伝いをすることが可能です。

そこで今回は、美容でのアウターケアやインナーケアについてご紹介するとともに、管理栄養士の重要性や役割、カウンセリングでの内容などを解説していきます。
美容業界での活躍を目指している方は、ぜひ参考にしてください。

美容ではアウターケアだけではなくインナーケアも重要

美しくなるため、理想的なボディになるために美容サロンに通う場合、エステティシャンがマシンや手技を使って体の外側からケアをしていきます。
管理栄養士が在籍しているサロンであれば、アウターケアではなく、内面からのサポートとなるインナーケアにこだわり、カウンセリングやアドバイスを実施します。
ここでは、アウターケアとインナーケアについて具体的に解説していきましょう。

アウターケアとは

アウターケア
アウターケアといってもどういったケアをするのか分からないと考える方もいるはずです。

アウターケアとは、体の外側からアプローチをする美容ケアを指します。
スキンケアや紫外線対策の他、美容マシンを取り入れたケアもアウターケアに含まれます。

例えば、日々のスキンケアであれば化粧水や美容液などを使用して肌の表面を整えたり、保湿をしたりするケアがアウターケアです。
美容サロンであれば、フェイスやボディの気になる悩みにアプローチする美容マシンを使ったケアや手技でのマッサージやケアがアウターケアです。
ラジオ波やEMS、キャビテーションなど、様々なマシンがサロンそれぞれで使用されており、肌の引き締めやむくみ改善、基礎代謝向上などの効果を引き出しています。

インナーケアとは

インナーケア
一方、インナーケアは食事や運動、睡眠など、生活習慣を見直して、体の内側から美容や健康を促進するための美容法です。
管理栄養士は主にアウターケアではなくインナーケアを担当し、カウンセリングやアドバイスなどで美容サロンを利用する方々の悩み解消を目指しています。
特に管理栄養士は食に関わるサポートをしていき、必要な栄養素をバランス良く摂取してもらえるようサポートしていきます。

インナーケアは肌の根本的な改善を促す作用が期待できます。
例えば肌の乾燥は栄養不測や血行不良が要因であるケースも多いため、インナーケアによって適切な栄養を補えば改善が期待できます。

アウターケアとインナーケアは、それぞれ単独でも効果が期待できます。
しかし、2つを組み合わせることでより高い美容効果が期待できるため、日々のスキンケアや美容サロンでのケアだけではなく、食事や食生活の改善で内側から美や健康を目指せる仕組みです。

管理栄養士が持つ美容サロンでの役割

カウンセリング
美容サロンで働く場合、管理栄養士は利用者の美や健康を体の内側からサポートしていきます。
エステティシャンがアウターケアを実施し、管理栄養士がカウンセリングやアドバイスによってインナーケアをしていく仕組みです。
管理栄養士が行う一般的な業務内容は以下の通りです。

カウンセリングの実施

まずは、美容サロンに訪れた利用者に対して管理栄養士がカウンセリングを行います。
食生活や生活習慣、運動習慣など、様々なことをヒアリングしていき、肌や体に関する悩みも聞いていきます。

原因の分析

カウンセリングの内容を参考に、肌や健康状態に影響を与えている要因を特定していきます。

目標の設定

サロンが提供するメニューに合わせ、美容やダイエット、エイジングなど、利用者に合わせた目標を設定していきます。
その際にも、カウンセリングが実施され、悩みなどをより詳しく聞くケースもあります。

具体的な提案

利用者それぞれの状況や目標に合わせて、具体的な提案をしていきます。
食事指導や栄養指導、サプリメント指導やファスティング指導などが主な内容です。
改善のためのアドバイスも実施して、目標達成に向けてサポートしていきます。

経過観察やフォロー

カウンセリングやアドバイスをした後には、管理栄養士によるフォローも欠かせません。
定期的にカウンセリングを行い、肌の状態や生活習慣の変化を観察していき、必要であればプランの修正を行います。

美容サロンで働く場合に必要なスキル

スキル
美容業界は人気があります。
管理栄養士を募集していたとしても、すぐに採用が決まり、中々職に就けずに悩んでしまう方もいます。
そんな時には、美容業界で必要なスキルや知識を身に付けて、他の就職者とは異なる強みを持てるような工夫が大切です。
どういったスキルが求められるのか解説していきましょう。

栄養学の知識

基本栄養素の働き、美容に必要な栄養素について熟知しておく必要があります。
乾燥肌や脂性肌など、利用者に合わせたアドバイスを実施できるはずです。

また、サプリメントの販売をしているケースもあります。
効果的な使い方や注意点を説明できるよう、知識を身に付ける必要があります。

美容の知識

管理栄養士が美容業界で活躍するためには、美容に関する知識が必須です。
睡眠の質やストレス、腸内環境といった分野が近年では注目されているので、最新研究を押さえておく必要があります。
エビデンスに基づいた正確な情報が求められるので、活躍するためにも面接では知識を身に付けている努力をアピールしてください。

カウンセリング力

顧客となる利用者の話を聞き、共感や理解をし、その上で適切なアドバイスをする能力をカウンセリング力と言います。
管理栄養士は、エステティシャンによるアウターケアのサポートをするためにも、カウンセリングによって悩みを聞き、それに見合ったアドバイスを行う必要があります。

傾聴力や分析力、言語化力、共感力などが求められる傾向なので、日ごろから意識をしながらトレーニングをしていきましょう。

資格の取得

美容に特化した資格を取得すれば、美容サロンでも資格を活かした業務が可能です。
「美容栄養学専門士」や「ビューティーフードアドバイザー」など、美容だけではなく食に関連する資格もあるので、美容業界で役立つはずです。

また、「リンパケアセラピスト」はリンパの流れを改善できるよう施術を行う専門家です。
体内にある余分な水分や老廃物を流し、美容のサポートをしていきます。
管理栄養士がこの資格を取得すれば、アウターケアも行えるのでエステティシャンのサポートができるだけではなく、独立も目指せるようになります。

スキンケアのアドバイスに役立つ「スキンケアアドバイザー」は、スキンケアの方法や化粧品の成分に関する知識を業務に役立てられます。
希望している就職先や転職先に合わせて取得を検討してみましょう。

スキンケアアドバイザー

エステティシャンによるアウターケアの効果をより高めるためにも、管理栄養士によるカウンセリングを含めたインナーケアは重要な役割を持ちます。
目標達成に向けてサポートを行っていくためにも、利用者の声に耳を傾け、利用者の悩みに寄り添ったサポートが大切です。

美容サロンでの就職や転職を目指している場合には、栄養学や美容に関する知識、カウンセリング力の他、採用で有利になるための資格取得を検討してみてください。
今回ご紹介した資格以外にも、様々な種類の資格があるので、希望する就職先や転職先に合わせて取得を考えてみましょう。

コメントは利用できません。

求人採用のエントリーはこちら

求人採用/エントリー