管理栄養士が美容系の仕事に就くメリットと注意点

病院や学校で働く管理栄養士の中には、仕事が給与に見合ってないと不満に思っている方は多いのではないでしょうか。
管理栄養士は忙しいだけでなく、マルチタスクをこなすことも求められ、とても大変な仕事です。
今回は、そんな状況の改善が期待できる美容系の仕事についてご紹介します。
近年、美容系の仕事は管理栄養士からとても人気がある上、様々なメリットがあることからとても注目されています。
管理栄養士が美容系の仕事に就くメリットや注意点を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

管理栄養士が美容系の仕事に就くメリット


まずは、管理栄養士が美容系の仕事に就くメリットを見ていきましょう。

資格や経験が信頼につながる

病院や福祉施設などで経験を培ってきた管理栄養士は、より栄養や食に関する知識が豊富です。
それは、お客様に合った献立や調理方法、栄養が取りやすい食材などの的確なアドバイスにつながるでしょう。
もちろん資格を持っているだけでも信頼を得られますが、美容系以外の業界で経験を積んだ管理栄養士であれば、より安心して頼ることができるはずです。
信頼を得られれば、働く店舗の売り上げアップに貢献できたり、職場からの評価が高まったりするなど、その他のメリットにもつながります。

自分も美しくなれる


美容系の仕事をする以上、自分が美しくなるための努力をしていなければ、説得力に欠けてしまいます。
そのため、美容系の仕事に就く場合は、自分自身も日々美しさを追求していくことになるでしょう。

Point

つまり、美容系の仕事に就けば、自分自身も今まで以上に美しくなれる可能性が高いのです。

指導する側が美しければ、相手のモチベーションにつながり、それが自分の仕事や美容に対するモチベーションにつながるといった好循環が生まれることにも期待できるでしょう。

働き方を選べる

管理栄養士の多くが働く学校や病院は、早朝から働かなければならないケースが多いです。
学校や病院で勤務を続ける場合、独立を考えるのも難しく、なかなか自由に働けません。
一方で美容系の仕事であれば、美容業界で経験を積むことによって、独立することも視野に入れられるようになります。
独立が叶えば、店舗の場所、営業時間、サービス内容まで全て自由に設定でき、管理栄養士であっても自由な働き方が実現できるのです。

収入アップも期待できる


美容系のスタッフとして働く場合は、一般的な管理栄養士と同じくらいの年収となります。
しかし、独立が成功すれば、一般的な管理栄養士では狙えない高年収も目指しやすくなります。
特に病院や学校での勤務は、どれだけ忙しくても昇給や賞与が一定であるため、不満が募りやすいでしょう。
独立しない場合でも、インセンティブが設定されている美容系の仕事に就くことで、頑張りに見合った収入が得られます。

管理栄養士が美容系の仕事でもっと有利になるには?

管理栄養士は美容系の仕事で重宝される資格ですが、次の3つを押さえておくことで、更に有利になります。
美容系の仕事で活躍したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

美容に関する知識を習得する


栄養や食事は美容に大きな影響を与えますが、一般的な管理栄養士が身に付けた知識だけでは、お客様に満足してもらえるようなサービスを提供できません。
美容サロンでは、栄養指導に加え、その人に合ったスキンケア、フェイシャルケアなどの提案が欠かせないのです。
そのため、管理栄養士が美容系の仕事でもっと有利になるには、美容に関する知識を習得することが重要と言えます。
「美容栄養学専門士」や「リンパケアセラピスト」などの資格を取っておくと、より的確なアドバイスやサービスを提供できるでしょう。

ビジネスマナーを身に付ける


病院や学校での勤務では、コミュニケーションは求められるものの、ビジネスマナーについてはそこまで厳しく求められることはありません。
しかし、お客さんを相手にする美容系の仕事では、ビジネスマナーが必須です。

Point

ビジネスマナーは一見簡単そうに見えて、一朝一夕では身に付けられないスキルです。

美容系の仕事へ転職を考えるなら、ビジネスマナー本を活用したり、ビジネスマナー検定を受けたりして、ある程度のビジネスマナーは身に付けておくべきだと言えます。

マーケティングについて勉強する

管理栄養士が活躍できる美容系の仕事は、美容サロンや美容クリニックだけではありません。
食品メーカーや化粧品メーカーなどにも管理栄養士が重宝される美容系の仕事があります。
メーカーでの業務の中には、商品の企画、研究などもあるため、顧客のニーズを満たせる商品を生み出すためにも、マーケティングスキルが欠かせません。
マーケティングの勉強方法としては、本やサイト、動画で学ぶ方法に加え、スクールや資格取得の勉強をする方法が挙げられます。

美容系の仕事に就くにあたって気を付けたいこと


管理栄養士は美容系の仕事でも活躍できるとご紹介してきましたが、注意点もいくつかあります。
注意点を知らないと、仕事に就いた際に理想とのギャップを感じやすくなってしまいます。
最低でも次の3つを押さえておきましょう。

栄養指導の目的や内容が異なる

病院などでの栄養指導は、健康維持、増進を目的として行います。
しかし、美容系の仕事における栄養指導は、食を通して美しさと健康をサポートするのが目的となります。
健康のサポートに特化した一般的な管理栄養士の仕事とは異なるため、戸惑いを感じてしまう方もいるかもしれません。
美容系の仕事に就く場合は、目的や内容をしっかりと理解した上で選択することが大切です。

接客スキルが欠かせない

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病院や学校では、接客スキルはほとんど求められません。
しかし、美容系の仕事となると、サポートやアドバイスをする対象がお客様となるため、接客スキルが必須です。
どれだけ的確なアドバイスをしても、接客スキルがなければ、お客様を不快にさせてしまい、リピートしてもらえません。
美容系の仕事では、リピーターの獲得も重要であるため、次の来店につながるような接客を行う必要があるのです。
そのため、接客に苦手意識がある方は、接客スキルも習得しておきましょう。

最新の美容知識を付け続ける必要がある

管理栄養士は、日々アップデートされる栄養学を絶えず学んでいく必要があります。
これを怠ると、いつの間にか自分の思っている常識が通用しなくなっていて、思わぬトラブルを起こしてしまう可能性もゼロではありません。
そしてこれは、美容系でも同じことが言えます。
美容分野も日々進歩しているため、美容系で活躍していくためには、最新の美容知識も付け続けなければならないのです。
一般的な管理栄養士であれば栄養学のみの学習でよいところを、美容系になると、美容に関する最新情報も学ぶ必要があります。
そのため、向上心や探求心がない方にとっては、かなり苦痛に感じるケースもあります。

今回は、管理栄養士が美容系の仕事に就くメリットや注意点についてご紹介しました。
管理栄養士は、一般的なスタッフでは難しい、栄養や食という観点から美容についてアドバイス・指導できるため、美容系の仕事でも重宝されます。
しかし、業務内容や指導の目的を理解せずに飛び込んでしまうと、理想とのギャップにうんざりし、仕事のモチベーションが下がってしまうことも考えられます。
美容系の仕事を検討する場合は、志望する職場がどのようなことをしているのか、管理栄養士の強みを活かしたサービスを提供できるのかなどを確認するようにしましょう。

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