管理栄養士の1日スケジュール公開!仕事とプライベートを両立させるコツ

管理栄養士 プライベート

管理栄養士というと、毎日仕事で忙しいイメージを持つ人もいるかもしれません。
実際、病院や介護施設などでは急な仕事が入ったり、研修などに参加したりすることも多いことから、プライベートとの両立が難しいように感じる人もいます。

しかし、管理栄養士の中には仕事とプライベートをきっちり分けて、ワークライフバランスを整えながら働いている人もいるのです。
そこで今回は、管理栄養士の1日のスケジュール例から仕事とプライベートを両立させる方法について解説します。

管理栄養士の1日のスケジュール例

管理栄養士のスケジュールは業種によっても大きく異なりますが、基本的には朝出勤して夕方に帰宅する流れになります。
ここで、管理栄養士の1日のスケジュール例をご紹介しましょう。

病院に勤務している場合のスケジュール例

病院
病院に勤務している場合、まずは1日の栄養指導やカンファレンスの予定などを確認し、朝礼を行います。
午前中は献立作成や栄養指導にあたることが多く、また昼食を配膳する前に個別対応が間違っていないか、アレルギー対応の患者さんの食事に問題はないかをチェックします。
昼休憩が終わったら、定期的にカンファレンスに参加して患者の状況を確認していきます。

さらに、調理スタッフとのミーティングを入れ、アレルギー対応や個別対応が必要な患者などの情報共有を行います。
場合によっては担当病棟の患者に向けて、栄養管理計画書を作成することも多いです。

さらに食品の発注業務や在庫管理、納品時の検収も管理栄養士の役割になります。
就業後は基本的にプライベートの時間になりますが、病院勤務の場合は講習会やセミナーに参加したり、自己研鑽に向けて勉強に取り組んだりすることもあります。

保育園や学校給食に携わる管理栄養士のスケジュール例

保育園
保育園や学校給食を提供する企業で働いている場合、朝8時頃には出勤をして昼食を提供する準備を進めていきます。
食材の検品から下処理、洗い物など、調理現場に入って仕事をすることが多いです。

お昼近くには調理が完了できるようにしておき、配膳の準備を行います。
調理設備がある保育所で働いている場合は、クラスの喫食見学に出向くことが多いです。

昼休憩後は食器洗浄と翌日のミーティングを行い、さらにおやつ作りも担っています。
おやつを提供し、食器洗浄や調理場の洗浄が済んだら、事務仕事に入ります。
事務仕事では食材の発注管理や献立作成などを行い、終業時間になったら退勤します。

管理栄養士が仕事とプライベートを両立させるためのコツ

コツ

管理栄養士の仕事は細かい部分も含めると多岐にわたるため、残業になってしまうことも少なくありません。
しかし、うまく仕事とプライベートを両立させることは可能です。
ここで、管理栄養士が仕事とプライベートを両立させるためのコツを紹介します。

スケジュール管理と優先順位付け

仕事とプライベートを両立させるためには、スケジュール管理と仕事の優先順位を付けることがポイントになります。

自分がやらなくてはいけない仕事をタスクに分解すると、処理しなくてはいけないタスクの全体量を把握しつつ、順番や時間配分の計画が立てやすくなります。
期限を明確化した上でタスクの優先順位を付けていくことで、生産性を上げていくことが可能です。

Point

スケジュールやタスクの管理を行う際には、スケジュールアプリやToDoリストなどを活用すると、何をすべきかがわかりやすくなり効率的に仕事に取り組めます。

オンとオフの切り替えを意識的に行う

管理栄養士が仕事とプライベートを両立させるためには、オンとオフの切り替えを意識的に行っていくことも大切です。

例えば就業時間中はスイッチをオンに入れて仕事モードで集中的に取り組み、退勤後は仕事のことを忘れて自分や家族との時間を大切にします。
しかし、仕事が終わらずに残業したり、家に仕事を持ち帰ったりする人もいます。
これではプライベートの時間まで仕事のスイッチがオンに入った状態になり、十分にリラックスすることができません。
そのため、オンとオフの切り替えを意識的に行い、メリハリをつけて働くことが大切です。

また、オンとオフを切り替えるコツとして、完璧主義を手放すことが重要となってきます。
完璧主義の人は仕事が終わったとしても、「ここはもっとこうした方がいいかもしれない」と考えてしまい、オフの時間まで責任感や不安を引きずってしまいがちです。
そのため、完璧主義の人はタスクではなく時間で区切るようにして、オンとオフの切り替えを明確に行うように心がけてみましょう。

ワークライフバランスが取りやすい管理栄養士の職場

ワークライフバランス

管理栄養士が活躍する職場は多岐にわたりますが、その中でもワークライフバランスの取りやすい職場・業態を解説します。

学校や保育所

学校や保育所に勤務している管理栄養士は、学校や保育所そのものが休みになると管理栄養士も休むことになります。
例えば土日・祝日や夏休み・冬休みなどの長期休暇などは、施設がそもそも稼働していないため、お休みになります。

食品会社などの一般企業

食品会社などの一般企業も同様に、土日・祝日は基本的に休日となっており、夏季休暇や年末年始、お盆休みなども含まれています。

美容系サロン

美容系サロンは店舗によって土日休みが取れるところと取れないところがありますが、基本的には土日ではなくシフト制になることがほとんどです。
土日は一切休めないというわけではないものの、平日休みになることが多いです。

Point

一見ワークライフバランスを取るのは難しそうに思えてしまうかもしれませんが、女性が多い職場なので産休制度・育休制度の導入や時短勤務を認めている場合も少なくありません。
子育て中の方はもちろん、これから出産・育児の予定がある人にも美容系サロンは働きやすい職場だと言えます。

管理栄養士におすすめ!プライベートの過ごし方

管理栄養士は仕事の時だと常に忙しなく動き回ったり、頭をフル回転させて献立を考えたりしているため、疲れも溜まってしまいます。
そのため、休日は疲れを取るためにとにかく寝ている人や、ダラダラと過ごしてしまう人も多いでしょう。
ここで、仕事の疲れをリフレッシュさせるプライベートタイムの過ごし方について紹介します。

アクティブレスト

ウォーキング アクティブレスト
アクティブレストとは、休日に積極的に体を動かして血流を促進させることで、疲労回復効果が見込める過ごし方です。
近所をウォーキングしたり、家の中でヨガやストレッチをしたり、温泉やサウナに入ったりすることで、疲労回復効果が期待できます。

ウォーキングでなくても、軽めの有酸素運動であれば何を選んでも問題ありません。
ただし、息が上がって苦しくなるほどの強度・スピードの運動は、かえって疲労が蓄積してしまうので注意してください。

パッシブレスト

読書 パッシブレスト
パッシブレストとは、体よりも精神的な疲労を感じる時におすすめの方法です。
例えば瞑想や読書、映画鑑賞などが挙げられます。

一見家の中でダラダラと過ごしている感覚になるかもしれませんが、意識的に瞑想や読書などに取り組むことで仕事のことを一時的に忘れ、心のリフレッシュにつながります。

睡眠時間を増やすのも良いですが、いつもより遅く起きると生活リズムが乱れてしまうため、いつも通りの時間に起床し、眠くなったら30分〜1時間程度の昼寝をするのがおすすめです。

 
今回は、管理栄養士の1日のスケジュール例や仕事とプライベートを両立させる方法、おすすめの過ごし方について解説してきました。
管理栄養士は仕事が忙しい反面、スケジュール管理をしっかりと行っていればプライベートの時間を充実させることも可能です。

働き方や職場環境によって余裕のある生活が手に入るでしょう。
自分らしいワークライフバランスを探しつつ、心身共に健康な状態をキープしながら仕事に取り組みましょう。

コメントは利用できません。

求人採用のエントリーはこちら

求人採用/エントリー