食や栄養の分野に関するプロフェッショナルとして、管理栄養士は様々な職場で活躍しています。
そんな管理栄養士を必要とする職場は幅広い領域にあり、資格を持つ方がそれぞれ希望する分野に携わっているのが特徴です。
そこで今回は、管理栄養士が活躍する意外な職場についてご紹介していきましょう。
管理栄養士が活躍している職場
意外な職場を紹介する前に、まずは管理栄養士が実際に活躍する職場についてご紹介していきましょう。
管理栄養士は、医療・学校・福祉施設など、様々なところで働いています。
医療業界
病院や診療所などの医療機関は管理栄養士が活躍する場の1つです。
入院患者や通院患者の病状に合わせて、栄養管理・栄養指導を主に行います。
医師・看護師・薬剤師・理学療法士などを連携して栄養管理を行うケースもあります。
栄養管理や栄養食事指導は、管理栄養士が中心となっているのが特徴です。
学校
小中学校や学校給食センターに勤務して、育ち盛りの子どもたちの栄養を考えて献立を考えます。
食材選びや衛生管理、栄養管理が主な仕事になります。
福祉施設
児童養護施設・児童福祉施設・高齢者施設・障害者施設など、様々な福祉施設に勤務するケースです。
児童養護施設や児童福祉施設は、0歳～18歳までの子どもたちに合わせた食事計画や食育計画を立て、安全な食事を提供し栄養管理を行います。
高齢者・障害者の福祉施設は、入所者や地域で生活する人々に対して適切な栄養管理を行い食事を提供しています。
専門職や入所者の家族と共に、入所者の健康をサポートする仕事です。
福利厚生施設
福利厚生施設は、大学・学生寮・社員食堂・社員寮などを指します。
学生や勤労者に対して、給食管理・栄養管理を行います。
スポーツ栄養
スポーツをする上で理想的な身体づくりやコンディションづくりを行うために、正しい栄養補給法を提案するのがスポーツ栄養分野です。
アスリートに対して食事における自己管理の教育を行うほか、監督・コーチなどと連携して体力強化・健康づくりをサポートします。
行政
都道府県や市町村といった地方自治体・保健所・保健センターなどの行政に勤務するケースもあります。
都道府県や市町村の健康政策やその政策に基づく調査・イベントを計画し実施します。
対象となるのは0歳の乳幼児から高齢者まで幅広いです。
地域
個人事業主として、また地域の栄養ケアステーションなどにおいて活躍するケースです。
地域住民のニーズを理解し、乳幼児の離乳食や在宅介護における食事指導を行います。
管理栄養士の資格を取得してすぐに仕事に就くというよりは、様々な現場での経験を積んでから活躍する方が多いです。
このように、管理栄養士は様々な職場で人々の栄養管理・食事指導などを行っているのです。
経験を重ねることで、資格取得だけでは習得できなかった知識や技術が身に付くので、将来性の高い仕事だと言えるでしょう。
管理栄養士の意外な職場とは？
大企業・大病院だけでなく、規模の小さな企業など、幅広い職場で活躍できるのが管理栄養士の魅力です。
では、管理栄養士の意外な職場としてはどのようなところが挙げられるのでしょうか？
研究機関
食・保健・医療・福祉・介護・スポーツなどの様々な研究を行います。
企業における商品開発に携わるケースが多いですが、国や地域などと連携し地域活動も行います。
栄養教諭
大学・短期大学・専門学校などの教育機関において、栄養士や管理栄養士を育成する教員として働きます。
学校には学校栄養職員と栄養教諭がおり、栄養教諭になるには管理栄養士とは別に免許を取る必要があります。
携わる仕事としては、栄養管理・食育計画・地域人材活用・個別指導などです。
管理栄養士と大きく違うのは、自分1人で授業を行ったり、部活動の指導を行ったりと教員として活躍できる点ではないでしょうか？
情報業界
マスコミやテレビなど、情報業界で活躍している管理栄養士もいます。
管理栄養士として、食や健康の知識や技術を提供する仕事です。
フードコーディネーターや料理研究家として活躍している方や、雑誌・コラムの執筆を手掛けている方もたくさんいます。
美容業界
美容サロン・エステサロンでも、身体の内外から美しくなるため、食のアドバイスを行っています。
管理栄養士の資格を保有していることで、顧客から信頼感が高まる傾向にあり、専門知識や技術を活かして多くの人々の健康と美をサポートできるのが特徴です。
美容業界といっても職場は幅広く、健康食品メーカーや化粧品メーカーなどで活躍する方もいます。
健康食品メーカーであればダイエットサプリの企画・開発、化粧品メーカーであればスキンケア用品の企画・開発を行います。
管理栄養士として活躍するなら美容業界がおすすめ？
食や栄養の管理を行うイメージの強い管理栄養士は、美容業界でも多くの方が働いています。
近年では、美容業界が管理栄養士の資格を持つ人材を募集する傾向にあります。
その理由は、栄養士が美容の分野に携わることによって、食事・栄養面などの身体の内側から美を提供できるようになるからです。
これまで、エステサロンでは身体の外側からアプローチをかけることで美しさを叶えてきました。
ですが、外側だけでなく身体の内側から綺麗になることが、本当の美しさだと考える企業も出てきているのです。
例えば、実際にエステサロンで働いた場合、顧客に普段の食事内容・ライフスタイルなどをヒアリングし、問題点を指摘したりアドバイスしたりします。
サロンに訪れた顧客がより美しくなるために栄養指導をするのが目的です。
エステサロンに来店する顧客は、一人ひとり肌質も悩みも違います。
しかし、管理栄養士ならば、毎日の食事で美容を意識できるよう、顧客に適した食事を紹介することもできるのです。
また、顧客に直接アドバイスできるだけでなく、エステティシャンをはじめ、一緒に働くスタッフに栄養指導を行うケースもあります。
逆に、管理栄養士としてだけでなく、エステティシャンとして活躍されている方もいます。
美容業界で働くことは、管理栄養士としての知識や技術を活用しながら、美容に関する知識や技術も習得できるのが大きなメリットと言えるのではないでしょうか？
中には、自ら独立して美容サロンを開業させた管理栄養士もいます。
美容業界では、管理栄養士を求めている職場が多いので、エステサロンの募集に応募して飛び込んでみるのもおすすめです。
内面美容を提供しているプロラボソリューションとは？
近年は、身体の内側から美しくなる内面美容に着目する企業が増えてきています。
ここで紹介するプロラボホールディングスもその1つで、インナービューティーサロンとして顧客に食事指導やサプリメント指導、ファスティング指導などを行っています。
これらの3つの指導があって初めて内面美容指導ができると考えており、管理栄養士やプロのカウンセラーが顧客の専任担当になっていることが特徴です。
エステサロン・スパ・ヘアサロンなどに携わるプロフェッショナルから多くの指示を獲得してきており、顧客の課題解決に向けたサポートに取り組んでいます。
株式会社プロラボホールディングスは、2002年に設立した会社で、設立当初からインナービューティー・プロダクツ開発に取り組んでいます。
美容業界は、専門知識や経験が求められるプロフェッショナルな業界でもあります。
だからこそ、顧客のカウンセリングを重視し一人ひとりに最適な提案をしているのです。
プロラボホールディングスのカウンセリングはインナービューティーに特化しているのが特徴です。
カウンセリングフローは以下のようになっています。
ヒアリング
管理栄養士が食生活や生活習慣、運動習慣などをヒアリングします。
全21項目あり、食リスク分析で役立てます。
食リスク分析
ヒアリングで得た情報を、11項目の食リスクに当てはまるかどうか分析します。
最先端の酵素栄養学に基づいた分析を行い、タンパク質・脂質・糖質・ビタミンなどのリスクにつながっていないか確認します。
糖化・ミネラル・有害金属・体組成計測定
糖化反応生成物の計測や、必須ミネラル、蓄積した有害金属の観測、筋肉量や脂肪量などの測定を行います。
血流観察
血液の状態や形状変化などをチェックします。
採血することなく観察できるのが特徴です。
DNA検査
希望者に、遺伝学・栄養学を基にDNA検査を行います。
酵素栄養学に基づいてリスク対策をアドバイスできます。
プロラボホールディングスが運営しているインナービューティーサロンはカウンセリングや食リスク分析などを無料で提供しています。
内面美容やファスティングにおける専門知識や最新の栄養学を習得する講座も設けられており、管理栄養士として美容業界へ携わるための後押しをしているのも特徴です。
今回は、管理栄養士の意外な職場や、実際に活躍している職場、そして美容業界をおすすめする理由などを紹介してきました。
近年美容業界は管理栄養士の資格を持った人材が求められています。
